脱税の手口|簿外口座隠し口座を使った脱税

脱税の手口 簿外口座を使った脱税

事業者は、その事業で使っている銀行口座はすべて申告書に記載しなければなりません。

ところがすべてを記載せずに一部の口座を隠し(簿外口座)、入金された売上を除外する脱税法があります。これが簿外口座を使った脱税方法です。

簿外口座には通常の売上を入金することもありますが、多くの場合は特別な収入だけを入金させています。例えば、通常の顧客には正規の口座に入金させ、一見客には簿外の口座に入金させる方法などです。

口座が簿外である上に、通常の取引以外の収入であるため、税務署にはなかなか発覚しにくいという面もあります。

税務署は簿外口座の発見のために「横目」という方法を使います。

これは調査官が銀行に出向き、不審な口座を見つけることです。税務調査の対象となれば、その事業主の自宅・事業をしている場所(店舗・事務所)周辺の銀行はまず全て調査されているでしょう。

銀行は、税務署の調査官から「調査のためです」と言われれば、それに応じなければならず、預金者の入出金記録を全て提示します。逆に税務署調査官にはその権利があるということです。

別の口座に入金させて、売上を除くなど到底無理な話です。

 

 

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