税務書類の「申請」と「届出」の違い

「申請」と「届出」の違い

税務に係る「申請」とは、ある内容について『~しても良いですか??』と管轄の税務署に対しお伺いを立てる行為をいいます

これに対して「届出」とは、ある内容について『これから~しますよ』と管轄税務署に対し報告する行為をいいます

基本的に申請の場合は、税務署側から『いいですよ』又は『ダメですよ』という返答(※1)があるものと思ってください

届出はあくまでも報告なので、特に問題がなければ、税務署からの返答は無いものが多いです

でも、、、『青色申告の承認申請書』を提出した際に、OKの返答はもらっていないですよね

申請も実際は延納関係(※2)でなければ、届出と同様に税務署からの返答はほとんどなく、返答が無い場合は自動的に『承認』(※3)されたと判断することになっています。

ですから、開業年度の青色申告申請の場合は、翌年の1月下旬ごろまでに青色決算書が送られてくれば、認めてもらえたということになるわけです

ちなみに、税務署は青色申告を積極的に奨励しているので開業年度において青色申告申請が認められないということは、まず皆無と言ってもよいです

 

(※1) 税務署からの返答は『承認』又は『却下』の処分の通知があります。
(※2) 延納とは、所得税・相続税などで認められている税金の分割払い制度をいいます。延納の申請がされると税務署からは分割払いの税額について適正か否かの返答があります。
(※3) 返答がなかった際は、承認されたものとみなします。これを『みなし承認』と呼びます。

 

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