建設業の社長と経理担当者の会話|建設業会計の問題

建設業の社長と経理担当者のやりとりです。御社でもこんなことはありませんか?

社長:「今期は利益が出そうか?」

経理:「そうですね。粗利益が×××××円くらいです。でも未成工事支出金があるので、まだわからないです。」

社長:「未成工事?」

経理:「来期繰越の工事原価です。」

社長:「●●会計事務所からの試算表では、経常利益が×××××円となっているぞ。」

経理:「●●会計事務所さんからの試算表には、まだ未成工事支出金が反映されてないので。

数字は変わりますよ。」

社長:「うちの原価管理ソフトでわかるだろ?」

経理:「わからないわけでもないですが、●●会計事務所さんに、うちで集計した未成工事支出金の金額を教えてあげないと、粗利も確定しませんね。」

社長:「うちのソフトは試算表・決算書は出せないのか?」

経理:「うちのソフトは原価管理を行うだけのソフトですから。会計ソフトではないです。」

社長:「じゃあ、わからないのは、あとは期末の在庫だけか?」

経理:「あと、、、業者への未払いの計上と、消費税もありますね。」

社長:「。。。。。。」

社長:「どうして、そのソフトを買ったんだ?」

経理:「社長が決められたんですよね。(何もわかってないよな。うちの社長)」

社長:「わかった。もういい。●●会計事務所に電話してくれ」

経理:「はい、わかりました。(なら最初から電話して聞けよ)」

いかがでしょうか?

建設業界の経理ではよくある光景です。

会計事務所の仕事は、会社全体の決算書を作成することです。現場ごとの原価・利益、業者ごとの支払は、会計事務所の業務ではありません。

ひどい会計事務所ですと、入金した時点で売上計上、支払った時点で原価を計上しているという処理があります。これは建設業経理が全くできていない証拠です。

会計ソフトも建設業専用のものに対応していない会計事務所が多いのが現状です。

また、総勘定元帳(そうかんじょうもとちょう)の「未成工事支出金」を期首の金額と期末の金額を洗い替えて処理しているケースも多く、原価管理が会計上(毎月の試算表に)反映されていないということになり、洗い替え処理をした途端、黒字から赤字になるなどの現象が生じます。

御社の総勘定元帳を確認してみて下さい。

 

 

 

 

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